Sojin Project

大阪市内を中心にした食べ歩き記録です

カテゴリ: 台湾

本場の台湾ラーメンで一番知られた「担仔麺(タンツーメン)」をウリにしている居酒屋。「担仔麺 大阪」とググッて見付けた。某飲食店口コミサイトでは「掲載保留」となっているが,8月は立て続けに2軒,実際には営業しているのに「掲載保留」となっているお店を見つけたので,ここも?と思って,月曜日に東心斎橋で飲んだ後,御堂筋を渡って西心斎橋へアメ村探訪に出かけたら,やっぱりちゃんと営業していた。
口コミサイトには「立ち飲み」とあるが,実際には,L字カウンター10席の椅子席,奥の小上がりの座敷にテーブルが2つ。美人ママ1人で営業されていた。後でママに聞いたところでは,阪神高速延伸で立ち退いた本町のお店は立ち飲みだったが,こちらでは椅子席営業だそうだ。

担仔麺(タンツーメン)@233www

取り敢えず「台湾担仔麺」\650。苦手なものはありますか?と確認されたが,逆に「きっちり台湾現地風で」とお願いする。野菜たっぷりで真ん中に台湾ミンチ(豚そぼろ)の乗ったビジュアル。麺類に載せるミンチは,脂身を取って作るそうだ。一方で魯肉飯(ルーローハン)のミンチは脂身混入と違いがある(←酔っ払って聞いていたので,間違っていた場合は私の勘違いです)。

担仔麺リフティング@233www

お約束の麺リフティング,白っぽい太めの平打ち麺ストレートで,私の好きなタイプ。いや,この麺なかなかイケる。製麺所に特注しているそうだ。スープも野菜もいい味出していて,飲みの〆のラーメンとして,あっさりとした食味でどんどん箸が進む。完食。

ところで,アメリカ村中心部の路地裏の隠れ家居酒屋なのだが,隠れ家の常として見つけにくいので,以下,道案内。

路地入口@@233www

御堂筋周防町の交差点から,三角公園へと続くアメ村のメインストリートを西へ,北側のビッグステップの左(西)隣りのミリタリーショップ「ガラクター」の道を挟んで真向かい(南側)のビルとビルの間の狭い路地。左がブティック,右がシューズショップ。路地入口上の方に「当ビルエレベーター入口」の矢印形看板がある。

ビル入口@233www

路地を入ると,すぐに上の写真,「台湾担仔麺」の看板が見える。この看板が立っていれば営業中。

1階エレベーターホール@233www

1階エレベーターホールの案内では5階は空白だが,ちゃんとお店は存在します。

店内風景@@233www

5階でエレベーターを降りると目の前に大きなタトゥーの看板があるが,この彫物師さんのお店は右側6階,左側の白く長い暖簾の掛かった入口が「233www」のお店。月曜日は初訪問だったので,暖簾を開けて「ここは担仔麺のお店ですか」と聞いた。中に入ると普通の居酒屋,別に担仔麺を食べなくても居酒屋遣いでOK(って,だから居酒屋だから)。
なお,上の写真,もちろん,ママと先客に「ネット顔出しOKですか?」と許可を取っている。心良くOKくださったことを感謝します。

233www担仔麺の居酒屋(ニーサンサンダブルダブルダブル タンツーメンのいざかや)
アクセス: 大阪市営地下鉄心斎橋駅下車。もよりは御堂筋線7号出入口(オーパ),御堂筋を南へ2つ目の十字路(御堂筋周防町)を西へ右折。左(南)側歩道を2ブロック行く手前の路地を入ったところ。記事本文参照。四ツ橋駅からも近い。
住所: 大阪市中央区西心斎橋2-10-29 アメリカ村センタービル5F
電話: 080-9124-0645
営業時間: ランチ 12:00~15:00 / ディナー 17:00~24:00
定休日: 土日祝
喫煙: 可
リンク: 地図 

インスタでFF外から「いいね」を付けていただいたのでググってみると,アメ村の台湾料理店だという。これは行くしかないなぁ。
ということで,西心斎橋へ。訪れてみるとオサレなカフェ。店内,私以外のお客さんは皆20代のよう。男性の1人客が2人,女性3人のグループが1組。平日夜とて奥に長く広い店内(計50席)は空いていた。どこでもどうぞと言われたので,4人席は遠慮して中程の2人席へ。後から女性2人のペアが2組来店したので,私を除くとこの日の男女比は2:7。カウンター席もあるし,若い女性のお一人様でも気軽に入れるお店だ。

生ビール@味庵茶房

まずは生ビール(キリン一番搾り)\500(以下税別)。ドリンク類はアルコール類も含め種類が多い。特にオサレなソフトドリンクがメニューブックに何ページにもわたって続く。

香腸(台湾ウィンナ)@味庵茶房

フードメニューもメニューブックに多種多様な料理がたくさん並んでいる。台湾料理がメインだが「アジアン」との店名通りベトナム料理も何品か。で,取り敢えず上の写真は,「香腸(台湾ウィンナ)」\580。微かな八角の香りに濃い味が付いていて,生ビールが進む。これだけでも2・3杯は飲めるな。にんにくスライスと一緒にいただく。

蝦仁水晶餃@味庵茶房

続けて熱々蒸したての「蝦仁水晶餃」\500。「蝦仁」は小海老のことだそうだ(「明蝦」が大海老(車海老))。これは申し訳ないがちょっと。海老の味もあまりしないし,ってか味が薄い。日本人としては練り辛子が欲しいところ。タレを全面に付けて,やっとビールのアテかな。飲茶専門店で現地出身の点心師の作る点心を食べ慣れちゃってるので点数が辛くなる。次回は小籠包か鮮肉焼賣に期待。(個人の感想であり,効能・効用を保証するものではありません。)

マンゴービール@味庵茶房

2杯目は「おすすめアルコール」から「マンゴービール」\500。マンゴーの香りはほのか,普通にビールとして飲める。

魯肉丼ミニサイズ@味庵茶房

〆は実はこれを食べに来ました魯肉飯(ルーローハン)。メニューには「魯肉丼ミニサイズ」\480とある。台湾では魯肉飯は食事の中の1品だから,日本の丼モノのように1食分ではなく,小さなサイズが普通。今まで他の台湾料理店でいただいた魯肉飯は「ミンチご飯」だったが,ここの魯肉丼は豚角煮がどんと載っている。味が非常に良く染みていて柔らかくほぐれ充分煮込まれているのが分かる。八角の香りは控えめで日本人の口に合うようにアレンジされている。白ご飯がどんどん進む。添えられた半切れの茹で卵は固茹で。現地の台湾人は生卵や半熟卵を食べないからなぁ。

メニューブックのページ数が非常に多いので,この時は気付かなかったが,後でお店の公式ホームページを見ると,点心の蝦仁腸粉(エビチョウフン)や台湾ラーメンの炸醤麺(ザージャンメン)も並んでいる。腸粉は,香港の地元の人しか行かない食堂でいただいて以来の好物。炸醤麺は,三津寺にあった本場台湾ラーメン専門店の「味仙(あじせん)」でいただいたことあるなぁ。

店内(入口側)@味庵茶房

上の写真は,店内,今回私が座った席から入口の方を見たところ。右が厨房とその前のカウンター席。左側にテーブル席。テーブル席は4人席が主だったかな。

店内(奥側)@味庵茶房

同じく奥の方。写真真中奥に見えているトイレは男女別。男子用も普通に洋式便座だった。

店舗外観@味庵茶房

で,店舗外観。左側がタピオカドリンクのテイクアウト窓口。入店時は若い女性3人がテイクアウトを待っていたので,退店時に撮影。

※メニュー画像(7枚)が店舗データ下の「続きを読む」で表示されます。

味庵茶房(アジアンサボウ) asian cafe
アクセス: 大阪市営地下鉄心斎橋駅下車。最寄りは御堂筋線7号出入口(心斎橋OPA)。オーパとホテル日航の間の道を西へ,左(南)側の歩道をどんどん歩き,「餃子舗珉珉(みんみん)」と「モスバーガー」の前を過ぎたその先の角を南へ左折。ちょっと先,道の右側に見える路面店。徒歩4分。四ツ橋駅からも近い。
住所: 大阪市中央区西心斎橋1-8-4 白木屋ビル1F
電話: 06-7650-3208
営業時間: 10:00~22:30(L.O.21:30)
定休日: 無休(大晦日・元日を除く。臨時休業の場合あり)
喫煙: 可
リンク: ホームページ 地図 
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もう閉店しちゃったお店なんですが,いつか復活するかも知れないという期待を込めて書いておきます。
名古屋ラーメンではない本場の台湾ラーメンを食べさせてくれた味仙(あじせん),三津寺(みってら)の本店は4月下旬,なんこめ店も5月末日で閉店してしまいました。これからは名古屋ラーメンみたいな紛い物じゃない,本場の台湾ラーメンは台湾料理店でしか食べられなくなってしまいました。オーナーさんのご都合とはいえ,流行っていた,と言うより三津寺の店はミナミの酔客の〆の定番になっていたのに惜しいです。
で,月末で閉めるという「なんこめ店」への最後の訪問が2017年5月29日夕刻。

葱油拌麺+魯肉飯@味仙なんこめ

上の写真,「葱油拌麺(チョンヨーパンメン)」\650(以下税込)と「魯肉飯(ルーローハン)」\330,セット割引で\850。この「台鐵台北駅グルメコーナー全体に漂っていた台湾の香り」八角のちょっぴり効いた魯肉飯が旨いんですよね。台湾では魯肉飯は食事のお供なので日本の丼モノのように一食分ではないと。ここのも台湾ラーメンのお供にちょうどいいサイズ。

葱油拌麺@味仙なんこめ

で,初めていただきます,台湾の「油そば」だという「葱油拌麺」。

葱油拌麺まぜまぜ@味仙なんこめ

実は台湾の流儀は知らなかったんですが,日式まぜそばの流儀でとことんまで「まぜまぜ」。

葱油拌麺リフティング@味仙なんこめ

で,お約束の麺リフティング。期待が高まります。一口,「旨い!」。麺に絡んだ葱の香りの油がいい仕事してます。日式ラーメン店でも「油そば」ってメニューはあるんですが,私の乏しい経験では,出て来るのは普通の「まぜそば」。でも違う,これは確かに「油そば」。麺に絡んだ油でどんどん食が進みます。あ,これが「本物の油そば」だったんだ。

過去の「味仙」の記事:
    2015/12/20 : 本場台湾ラーメン 味仙@三津寺 
    2017/04/24 : 炸醬麺 味仙@三津寺 
    2017/05/21 : 四川麺 味仙@なんばこめじるし 

本場台湾ラーメン 味仙(あじせん)なんばこめじるし店
※ すでに閉店したお店なので,店舗情報は過去の記事を参照してください。

名古屋ラーメンではない本場の台湾ラーメンを食べさせてくれた三津寺(みってら)の味仙(あじせん)本店は4月下旬(2017年)で閉店してしまったが,なんばこめじるし(なんこめ)の支店は5月末まで営業しているという。で,未食だった激辛の四川麺(シセンメン)をいただきに地下鉄難波から足を伸ばして「なんばこめじるし」まで歩く。なんばCITY南館の飲食店は若い頃から時々利用しているが,ここまで来るのは初めてだな。
で,なんこめまで近づいたのだが,入口が分からない。実は「なんばこめじるし」は長方形のスペースで,外側の各辺に個別店舗の入口が直接ある。で,南側の1辺まで回り込んでやっと味仙を見付ける。向こうにヤマダ電機が見える。
店頭のメニューを眺めてから入店。平日の夕飯時だが,カウンターに1人客,手前のテーブルにリーマン2人と奥のテーブルに白人観光客のカップルと寂しい。後から入れ替わりで若い女性の1人客が2人ほど入って来たが。なんこめの他の店舗には外待ちの行列ができているお店も何軒があったのだがねぇ。
で,カウンターの反対の端に付いて,満を持して「四川麺」\900(以下税込)と台湾名物のミンチご飯「魯肉飯(ルーローハン)」\330をオーダー。セット割引で\1,100になるそうだ。

四川麺@味仙なんこめ

で,いよいよ辛さに弱いので長年の課題だった四川麺が着丼(←ここだけラーメンブログ風)。いやいや凶悪に赤いスープですねぇ。熱々のスープをレンゲで一口すすってみると,確かに辛い。ぎりぎり私の食べれる限界かな? 食べる分には大丈夫なんだが,何しろ代謝がいいので汗が次々と噴き出してくる。テーブルの上のペーパータオルがいい仕事をする。追加の水ポットも置いてくれたのだが,途中で水を飲むと更に汗が吹き出すので,食べ終わるまで水分は我慢。
辛くない台湾麺は未食だが,辛さレベルは,台湾麺<ピリ辛担仔麺(タンツーメン)<ピリピリ辛炸醬麺(ザーチャンメン)<<(越えられない壁)<<四川麺,かな?

四川麺リフティング@味仙なんこめ

お約束の麺リフティング。数少ない台湾麺専門の製麺所から取り寄せている中細麺。適度な歯応えで旨し。具はたっぷりの台湾ミンチとセロリが上に乗り,叉焼2枚ともやしと固茹での煮玉子半欠け。麺を食べ終わって,更にスープを一口二口。そろそろ慣れてきたかな? 汗は相変わらず湧いて出るけど。最後に箸で,スープの底の台湾ミンチとセロリを掬っていただくがやはり旨い。なお,セロリが苦手な方は事前に抜いて貰えるが,そんなにクセはない。

魯肉飯(ミンチご飯)@味仙なんこめ

上の写真は,なんこめ店限定のミンチご飯「魯肉飯」。そぼろっぽいモノを予想していたが,もっちりとした私好みの食感。台湾ミンチとは製法が違うようだ。セロリもお米もいい感じでワシワシとイケる。なお,台湾現地では魯肉飯は,日本の丼もののように1食として食べるのではなく,料理の付け合せなので,小振りだとか。ここのも麺類のお供にちょうどよい分量。

担仔麺+魯肉飯@味仙なんこめ

最後にまた別の日の担仔麺\750と魯肉飯,セット割引で\950。実は,四川麺のお供に魯肉飯を食べた時は,食感は分かったのだが,口に残る辛さで味は分からなかった。こうして食べてみると,ほのかに八角の香りも感じられる台湾風味。いい味出してる。来月からこれが食べられなくなるのは惜しいなぁ。
なお担仔麺には閉店前のサービスなのか,いつも半欠けだった固茹で煮玉子が1個丸ごと入っていた。

店舗外観@味仙なんこめ

店舗外観。お店の前のテラス席の丸テーブルに4席。店内は,カウンター5席,テーブル20席。スタッフは台湾人らしい雰囲気が残る方もいらっしゃるが,皆ちゃんとした日本語。なお「なんこめ」のページによると23日の火曜日は定休日だが,後は30日の火曜日は休まず月末の31日水曜日まで営業の様子。

※メニュー画像(4枚)が店舗データ下の「続きを読む」で表示されます。

過去の「味仙」の記事:
    2015/12/20 : 本場台湾ラーメン 味仙@三津寺 
    2017/04/24 : 炸醬麺 味仙@三津寺 

本場台湾ラーメン 味仙(あじせん)なんばこめじるし店
アクセス: 各線難波(なんば)駅下車。「なんばCITY」南館の南端の南海電車高架下飲食施設「なんばこめじるし」の南端。一番の最寄り駅は南海なんば駅南改札口。
住所: 大阪市浪速区難波中2−10−25 なんばCITY なんばこめじるし
電話: 06-6644-2818
営業時間: 11:30~22:00
定休日: 火曜日(祝日の場合は翌日。臨時変更あり)
喫煙: 可
リンク: なんばこめじるし 地図 
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【閉店】 2017年04月に閉店しました。

ネットの噂で,名古屋ラーメンではない本物の台湾ラーメンを食べさせてくれる心斎橋筋三津寺(みってら)の「味仙(あじせん)」が,この25日だか26日だかで閉店と聞いたのは2か月ほど前か。行こう行こうと思っている内に今日になった。難波こめじるしの支店も5月末で閉店だという。

路地入口の看板@味仙

三津寺の路地の入口の看板。

路地奥の店舗入口@味仙

路地奥突き当りの店舗。

メニュー@味仙

シンプルなメニュー。台湾ラーメンの辛さは4段階。

炸醬麺@味仙

で,辛さに弱いのでピリ辛「担仔麺(タンツーメン)」しか食べたことがなかったのだが,今日はピリピリ辛の「炸醬麺(ザーチャンメン)」税込800円を行ってみる。スープは赤くて結構気合が入っている。

麺リフティング@味仙

お約束の麺リフティング。台湾ラーメンの専門製麺所から取り寄せているとかいう話。中細で軽くウェーブの歯応えのある麺で旨し。
麺を食べる分にはまったく辛くない。スープをレンゲでいただいてみると,辛さに弱い私でもピリ辛ぐらいか。辛いものは食べる分には行けるのだが,やたらと汗をかくので激辛は避けているのだが,これは鼻の周りに汗をかく程度,頭皮までは達しない。これなら「ケツとケツアツ」に注意の一番辛い「四川麺」でも行けるかもしれない。

味付け卵@味仙

味付け卵が半欠けデフォルトで入っている。日式ラーメンの半熟ではなく固茹で。最後にスープに沈んだ台湾ミンチとセロリを何度もすくって〆。

過去の「味仙」の記事:
    2015/12/20 : 本場台湾ラーメン 味仙@三津寺 

味仙 (あじせん) 心斎橋店
アクセス: 地下鉄難波(なんば)駅14号出入口より北へ徒歩4分,地下鉄心斎橋駅6号出入口より南へ徒歩5分。御堂筋三津寺の南を三津寺筋(みってらすじ)へ東に入った道の心斎橋筋寄りの南側の路地の奥突き当り。路地入り口に黄色い看板あり。
住所: 大阪市中央区心斎橋筋2-6-19
電話: 06-6212-5060
営業時間: 18:00~翌5:00 / 日祝 12:00~翌2:00
定休日: 不定休
喫煙: 可
リンク: 地図 

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