Sojin Project

大阪市内を中心にした食べ歩き記録です

カテゴリ: 和風酒場

久しぶりの焼鳥。地下鉄我孫子の複数の飲み屋で別々の常連の口から「こまち」の名前がよく出て来る。いわく「Aさん来ないけど『こまち』行ってるんとちゃう?」「Bさん『こまち』一杯やからコッチ来たやろ」と。駅南口にある焼鳥屋らしい。ググると「串焼き処 日比谷 鳥こまち」という名の関東を中心に全国で手広くやっているチェーン店のようだ。で,事前の印象は「チェーンの焼鳥屋かぁ」だったが覗いてみた。
(画像は追記のメニューも含め,すべてクリックで別タブで拡大します。)

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店の前からドア越しに覗くとカウンターはノーゲスト。入店して,上の写真の大将に迎えられ,厨房と向かい合うカウンターの適当な席に座る。席間はゆったりと取ってあって好印象。ゆったりなお店にありがちな椅子2つセットのカップル仕様になっていなくて,一人飲み客も僻まなくて済むw
ノーゲストだと思っていたら2階から奥さんが降りてきた。階段の上では数組の宴会が進行中のようだ。大将にうかがうとフランチャイズなどのチェーン店ではなく,暖簾分けのような個人店だとのこと。確かに夫婦経営のしっぽり落ち着いた居酒屋の雰囲気。

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取り敢えず生ビール(ヱビス)をお願いして,上の写真は突出し。

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奈良の純米酒にこだわっておられるそうで,厨房の背中のメニューにいろいろ並んでいる。「本日のおすすめ」に書いていない酒もあるという。で,生ビールに続けて,奈良の酒「儀助」をいただく。
アテは一品もメニューに並んでいるが,焼鳥屋と聞いて鶏の口になっていたので,適当に好みを頼む。まずは「すなずり」は必須。これが美味しいと気分が良くなる。って,もちろん良くなりました。メニューを拝見すると「手ごね生つくね焼」とのページに12種ものつくねメニューが並んでいる。これはいただかないと。もちろんいただいた後は更に気分が良くなりました。
で,以下まとめての写真。寿司屋の握りもそうだが,焼鳥屋の記事も写真だらけになるなぁ。

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※メニュー画像(8枚)が店舗データ下の「続きを読む」で表示されます。

串焼き処 日比谷 鳥こまち あびこ店
アクセス: 大阪市営地下鉄御堂筋線我孫子(あびこ)駅から徒歩1分。3号出入口または4号出入口の階段を登ると地下鉄我孫子南口の交差点。いずれも信号を渡り交差点南東角の「業務スーパー」の入っているビル入口階段の左隣(東側),路面店。
住所: 大阪市住吉区苅田9-15-38
電話: 06-6609-2787
営業時間: 17:00~24:00
定休日: 火曜日
喫煙: 可
リンク: ホームページ 地図 
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ぐるなび会員なので店舗紹介のメールが来るのだが,たいてい地域・ジャンル特集みたいで何軒ものお店が紹介されている。ところが先日,1店舗だけの紹介メールが来た。おでん居酒屋だという。いつも飲んだくれてる東心斎橋のお店なので気軽に行ってみた。
ま,東心斎橋は自分ちの庭みたいなものなので,この辺りだなと立ち並ぶ雑居ビルの集合看板を見上げながら歩いて行くとありました。って,道に面した路面店で表に看板出てるじゃん。上を見上げる必要なかった。
(以下の画像は全てクリックすると別タブで拡大画像が開きます。)

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上の写真は店舗外観。写りを考えて南から撮ったので,心斎橋駅から歩いて来ると逆方向から見ることになります。路上の行灯が最初に見えるか。

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入店すると先客は1人客がお二人。カウンターのみ10席ほどかな? 数えなかったので不明。一番奥まで進んで席を取り,取り敢えず生ビール。好物のヱビスでした。ここでスードラみたいな発泡酒出されたらキレるぞ(キレないけど)。メニューブックは2冊しかないみたいで,常連らしき先客から奪って私の方に回って来る。

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先におでん(昭和の大阪人としては本来は「関東煮(かんとだき)」と言いたいがこのお店では「おでん」が正式名称)を3品ほどお願いして待ってると,先に突出しが出て来ました。なんか,小料理屋か割烹みたいなオサレな突出しで「お,レベル高そう」と好印象。

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飲んでるうちに関東煮登場。って,練り物大好き人間なので,ちくわ・ごぼ天・平天と行きたかったのだが,それは流石に不審者なので,ちくわ・豆腐・卵とタンパク質で攻めました。

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続けて,宮崎の芋焼酎「赤霧島」をお湯割りで。いや,このコップいいですね。地元飲みの場末の居酒屋ではこれがお湯割りの定番。オッサンは落ち着きます。

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上の写真は,お店の一番奥のおでん鍋と壁の白板メニュー。これからやってくる寒い冬の関東煮での一杯にはお店の奥が特等席かと。
この日は,3軒ハシゴする予定の1軒目だったので,以上,軽く飲んでお勘定は2,400円。

以下はメニューブックの画像。ただしメニューはしょっちゅう変わるとのこと。

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関東煮メニュー。最近はトンとコロ(クジラの皮から油を搾った後のカス。カス故に庶民の食べ物。今は超高級品)に出会わないな。昭和の昔の関東煮の鍋には,出汁の出る練り物と合わせて,コロが必ず入っていたのだが。いい出汁出るんですよね。

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この見開きがメインかな。ま,関東煮だけじゃ飽きるよね。

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〆ご飯もちゃんとあります。

で,このお店,ぐるなびメールだけで訪れたので前知識をググらなかったのだが,基本は28年前(と聞いたような微かな記憶)ぐらいから続いている女将のお店だとか。ただ,水・土は女将の娘さんが任されている。私が訪れたのは水曜日だったので,女将の娘さんとバイトの女の子の2人営業でした。お2人とも変わった着物(和服)を着ていらっしゃったので聞いてみると,「二部式着物」とかいう帯を締めない和服だとか。

酒家 縁(えん)
アクセス: 大阪市営地下鉄心斎橋駅下車,現在の最寄りは御堂筋線4-B号出入口(5号・6号は大丸本館建替工事により閉鎖中)。大丸本館と北館の間の大宝寺通りを東へ。心斎橋筋商店街を横切って,その2ブロック先の十字路を南へ右折。2ブロック行く手前の道の右側,道に面した路面店。徒歩4・5分。
住所: 大阪市中央区東心斎橋1-16-7 浪花会館1F
電話: 06-6241-5434
営業時間: 18:00~翌2:00
定休日: 不定休(スタッフに拠ると最近は日曜日に休むことが多いそうです)
喫煙: 可
リンク: 地図 

ある日の晩酌時,西心斎橋をうろうろしていたのだが,道端に「鶏と牡蠣 山賊屋」の看板を見かける。店頭には所狭しと大きなメニュー看板が。中国語併記なので,外国人観光客も目当てらしい。で,特に情報もないが牡蠣に惹かれて入ってみる。
店内,入ったところはレジで結構な大箱の予感。更に入ると右手に板さんの並ぶ板場と向かい合うカウンター席が8席程,左手には2人掛けテーブル席が2卓。だが,奥に更に大きな厨房があり,その左に通路がある。その奥には座敷や個室があるようだ。全140席と大箱らしいが,入ったところのスペースは厨房で仕切られているので,カウンター席に座るとこじんまりとした居酒屋の雰囲気で落ち着く。

生ビール+突出し@豆助

取り敢えず生ビール(スードラ)\626(以下税込)。で,いきなり炭火が出て来たので「え?まだ何も頼んでないよ」とびっくりしたが,これがデフォの「炭付きだし」\680らしかった。

突出し拡大@豆助

突出しにいきなり焼松茸。ま,季節だわなぁ。後は何かの魚とイカの皮。

突出しを焼き焼き@豆助

自分で焼かせていただきます。

生牡蠣@豆助

上の写真は,お目当ての「生牡蠣」\702。ま,季節外れだからこんなものかな。

いぶりがっこクリームチーズ@豆助

こちらは「いぶりがっこクリームチーズ」\842。これは正解。いぶりがっこ(秋田名物のタクワンの燻製)にこのクリームチーズがよく合っている。お酒がどんどん進むメニューだ。右上に写っている小皿のオリーブオイルを付けても趣が変わってまたいい。

おまかせ地酒飲みくらべ3種@豆助

で,メニューには様々な地酒が並んでいるが,「おまかせ地酒飲みくらべ3種」\1,058。
以上で,お勘定は4,103円。

カウンター上@豆助

カウンターの上はこんな感じ。メニューがいろいろ。

カウンター席@豆助

カウンター席の向かいでは,何人かの板さんが忙しそうに調理している。気配はまったく感じないが,奥の座敷で宴会でもやっているのだろう。酔って来たので,遠慮気味に忙しそうな板さんにお相手して貰う。

店舗外観@豆助

店舗外観。店頭のメニュー看板で,おおよそのアテの目算をつけて入店できる。

※メニュー画像(3枚)が店舗データ下の「続きを読む」で表示されます。

山賊海賊焼 豆助 西心斎橋店
アクセス: 大阪市営地下鉄心斎橋駅下車。もよりは御堂筋線7号出入口(心斎橋OPA)。ホテル日航とオーパの間の道を西へ。道の右(北)側の歩道を進み,最初の十字路を過ぎ,左に「餃子舗珉珉(みんみん)」「モスバーガー」を見てその先,南へ道の分かれる三叉路の北側。徒歩2・3分。四ツ橋駅からも同じぐらい。
住所: 大阪市中央区西心斎橋1-10-18
電話: 06-6253-0919
営業時間: 昼 11::30~15:00(L.O.14:00) / 夜 17:00~23:00
定休日: 不定休日あり
喫煙: 可
リンク: ホームページ ぐるなび 地図 
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先週に引き続き,鰻谷三休橋筋。肉バルを出た後,同じビルの地下の「そば居酒屋」というのが気になったので出直して来た。このイルストリートビルの飲食店は3軒目,気になる店が多い。
で,地下に降りてびっくり。「そば居酒屋」と言うから「ワイワイガヤガヤ」の酒場を予想していたのだが,黒っぽい木材を基調としたシックな店内は高級感が溢れている。一瞬気後れ。で,長めの通路を通って店内へ。1人なのでカウンター席へ案内される。店内は奥に深く,右側が厨房と向かい合う長いカウンターに10席,2席ずつゆったりと間隔を取って椅子が並んでいる。カップル仕様だな。左側には小上がりの座敷(個室)の扉が4つ並んでいた。覗いていないので,掘り炬燵式かどうかは不明。

生ビール+突き出し@そば居酒屋るちん

取り敢えず生ビール(キリン一番搾り)中\600。突き出しは,蕎麦屋の定番,揚げ蕎麦とチーズクラッカー。

鴨ロース煮@そば居酒屋るちん

さてアテは,とメニューを見ると,鴨の文字が目に入った。やっぱり蕎麦前は鴨だよなと,上の写真「鴨ロース煮」\1,000。量は2人で分けるぐらいがちょうどいい感じ。やっぱりカップルで来る店だな。で,これが味がよくシュンでいる(染みている)し,味付けのレベルも高い。旨し。ビールが進む。

カウンター限定日本酒利き酒3種@そば居酒屋るちん

地酒も種類は多くないが厳選されている。で,「カウンター限定日本酒利き酒3種」\1,000なるものを試してみる。「獺祭(だっさい)」以外のメニューから選べるということで,北海道の「男山」・石川の「天狗舞」・土佐の「船中八策(司牡丹)」。「純米」表記のないメニューもあったので,純米酒で揃える。ちょっと辛口に片寄ってしまった。

生桜海老そば@そば居酒屋るちん

で,〆はもちろん蕎麦。ここはざる蕎麦が通なんだろうが,蕎麦素人としては桜海老に目がくらんで,季節メニューの「冷かけ生桜海老そば」\1,200。

カウンターとカスター@そば居酒屋るちん

カウンターの上。カスターには七味・一味を初めとする薬味が数種。同じビルの2階でバーも営業しているそうで,この「るちん」から2軒目として上がると,チャージ無料サービスとか。

生桜海老そばリフティング@そば居酒屋るちん

蕎麦リフティング。食感のしっかりしたそこそこの蕎麦みたいだけど,箸で掬うとたっぷりの桜海老も一緒に口に入るので,桜海老の味が勝ってる。桜海老は風味のしっかり出た逸品だが,蕎麦の良し悪しは素人には分からなかった。途中で日本一辛い一味唐辛子を投入して味変。

蕎麦湯@そば居酒屋るちん

最後に蕎麦湯をいただいて,勘定は4,420円。

カウンターから見た厨房@そば居酒屋るちん

カウンターから見た厨房。この日は板さん1人で忙しく調理されていた。フロアには女性スタッフ1人と男性スタッフ1人。個室からのオーダーは手持ちの鈴を鳴らすシステムのようだが,結構大きな音が響く。

店舗地上入口@そば居酒屋るちん

ビルの南端の路面には,上の写真「るちん」専用入口があり,ここから階段を降りる。左横からロビーに入って奥のエレベータでも降りられる。

※メニュー画像(6枚)が店舗データ下の「続きを読む」で表示されます。

そば居酒屋るちん
アクセス: 大阪市営地下鉄心斎橋駅5号出入口より目の前の大宝寺通(いちょう通り)を東へ。2つ目の十字路を北へ左折して鰻谷三休橋筋へ。次の十字路(三休橋筋と鰻谷南通の交点)の南東角のビル,手前南端路面に看板と専用入口。階段を地下1階へ降りる。徒歩3分。長堀橋駅からも同じぐらい。
住所: 大阪市中央区東心斎橋1-13-23 大阪屋イル・ストリートB1F
電話: 06-6121-6324
営業時間: 火~木・日 18:00~翌1:00(L.O.24:00) / 金・土 18:00~翌3:00
定休日: 月曜日(臨時変更あり)
喫煙: 可
リンク: ホームページ Facebook 地図 
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今回のテーマは「十三(じゅうそう)で餃子」。で,不定休や満席に備えて,候補を3店ほどリストアップして,おもむろに出掛ける。
小雨がぱらつく水曜8時過ぎに阪急十三駅に到着,東口改札を出る。西口は時々利用していたが,東口から降りるのは初めてかも知れない。東口駅前は,駅と平行にアーケード街がある。で,左(北)向きにアーケードを進んで右側一つ目の路地入り口に今回の第一候補「餃子居酒屋なまらぴりか」のA型看板を発見。東へ伸びる路地のちょっと先,左側に店舗を発見。覗いて見ると休みでも満席でもなかったので,あっさり入店。
店内は左側に厨房と向かい合うカウンター8席。右側に4人掛けテーブルが4卓。カウンターはゆったりとした席間隔。奥の壁のテレビで阪神vs讀賣戦のナイター中継。オシボリをいただいて,生ビールと餃子を注文。午後8時まではお得な「ほろ酔いセット」などもあるらしいが,残念もう過ぎている。
この日のスタッフは厨房内に店主らしき男性と奥様?らしき女性,フロアにはバイトさん(娘さん?)と3人営業。「なまらぴりか」の店名から明らかなように北海道関係のお店かと思っていたが,生ビールはサッポロではなくアサヒのスードラ。

生ビール+サービスの春雨サラダ@なまらぴりか

で,餃子にはもちろん生ビール\450(以下税別)。上の写真の小鉢は「サービスです」と出て来た春雨サラダ。

卓上のカスターと餃子メニュー@なまらぴりか

卓上のカスターとその横の餃子メニュー。ニンニク餃子は「週末限定」とあるが,聞くと水曜の今日もあるという。

ニンニク餃子@なまらぴりか

で,「ニンニク餃子」\400。ちょっと小振りが一人前6個。卓上のラー油と餃子のタレを小皿にまず用意したが,取り敢えず何も付けずにいただく。うん,具にしっかりと味が付いているので,このままでもいただける。皮は厚めで弾力があるが,具はふんわり。続けてタレを付けていただいたが,甘さがまず来る。が,それが旨みになっていて,このタレはユニークだな。ビールが進む。

なまら超辛口@なまらぴりか

ホワイトボードに北海道の銘酒がならんでいたので,その中から初見の札幌の地酒「千歳鶴 なまら超辛口(本醸造)」\650。ファーストインパクトではちょっと変わった風味を感じたが,2口3口と飲むとそのクセも気にならなくなる。あっさり辛口なので,餃子や脂っこい料理には合うかも。

生ラム・ジンギスカン@なまらぴりか

「生ラム・ジンギスカン」\980。北海道のお酒は結構そろっていたが,北海道っぽい料理は,このジンギスカンとザンギぐらいだったか。厨房の女性が結構時間を掛けて調理していた。肉厚で旨し。ラム(仔羊)なのでクセもほとんどなく羊肉初心者でもイケるかと。ただ,マトン(親羊)の臭みがクセになっている羊肉クラスタの私には申し訳ないがちょっとインパクト不足。タレは,北海道のどこの家庭にもあるという「ベル食品のジンギスカンのタレ」とはちょっと違うような,自家製かな? ま,最近北海道に行っていないので忘れかけている可能性も。
で,今回の発見。ジンギスカンのお供は「もやし」で決まりだと思っていたが,玉ねぎも結構合う。旨し。

店舗外観と店主@なまらぴりか

店舗外観。大将に外までお見送りいただき,衣服にファブリーズ?をシュッシュッのサービスまで。顔出しOKですかと伺うと快く撮影に応じていただいた。

※メニュー画像(2枚)が店舗データ下の「続きを読む」で表示されます。

餃子居酒屋 なまらぴりか
アクセス: 阪急十三(じゅうそう)駅東口下車。駅前のアーケードを左(北)へ進み,直ぐの路地を右へ入った先,路地の左側路面店。徒歩1分。
住所: 大阪市淀川区十三東2-11-3
電話: 06-6390-3005
営業時間: 月~金 17:00~24:00 / 土・日 14:00~24:00
定休日: 不定休
喫煙: 可
リンク: 地図 
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