夜更けの東心斎橋をいつものように飲んだくれてうろついていたある日,周防町から玉屋町に南へ曲がったところで,上の写真のドアを見かけた。ジャズ&ブルース・バーとある。「キング」とな? ジャズは聴くのは好きだし,若い頃はジャズ・ライブのお店にも出入りしていたが,聴くだけのまったくの素人なので「キング」と言えば「ナット・キング・コール」しか思い浮かばない。気になるが,この日は既に2軒だか3軒だかハシゴした後だったので,後日出直した。っても後日も既に行き付けの居酒屋で一杯やった後だが。
(なお画像は全てクリックすると別タブで拡大します。)
ドアを開けるとバーには早い時間だったのでノーゲスト。マスターお一人が迎えてくれる。こぢんまりとした店内,変形コの字型カウンターのみ。奥まで進んでカウンターに席を取る。取り敢えず並んでいる酒から飲めと言うので,目についたサントリー「山崎」をストレート+チェイサーで。目分量で入れたような気がしたのだが,シングルにしては多いなという量が入っている。
先日見掛けてからググったのだが,心斎橋界隈で手広くやってるたこ焼き居酒屋チェーン「タコタコキング」の支店らしい。そうマスターに聞くと「ここはオレの店だ」と怒られましたが。
ネット情報によるとタコタコキングのたこ焼きの出前が取れるという。で,お願いすると,マスターが電話を掛けて注文。同じビルの北側,周防町筋に面した本店からだとか。
で,ほどなく到着。頂きました。うん,これ旨いわ。実は以前タコタコキングの三休橋店でいただいた時は,ちょっと火が入り過ぎて皮が固くなってるなぁと不満だったのだが,本店のたこ焼きは重力に逆らわない大阪の正調たこやき。食べたことはないが「築地銀だこ」とかいう資本系のチェーンでは「外はカリッ,中はフワッ」とか宣伝しているとか。いやそれ大阪の客に出したら,火が通り過ぎた売れ残りだと怒られるよ。正調たこ焼きは「外はフワッ,中はトロトロ」が正しい。これを生焼けにしないで焼くのがプロの腕。資本系の店では,素人のバイトが生焼けの失敗をしないよう火を通し過ぎるようにマニュアル化されてるんだろう。そんな話をマスターにすると,本店支店の違いじゃなくて,焼くスタッフ個人の癖だと言う。
上の写真は,ネット顔出しOKですかと許可をとって撮影させていただいたマスター。店内のBGMはCDで,マスターの私物だと聞いたような気がする。繰り返しますが,酔ってました。
店内奥から入口の方をみたアングルの写真。
で,2軒目だったので1杯で切り上げる。お勘定をお願いすると,マスターが「山崎が1,000円,たこ焼きが300円だから1,300円」と声に出して計算。チャージなしのお店でした。
過去の「タコタコキング」の記事:
2017/05/07 : 酒場 タコタコキング@鰻谷三休橋筋
タコタコキング 玉屋町店
アクセス: 大阪市営地下鉄心斎橋駅下車,徒歩6・7分。大丸北館の前から右へ心斎橋筋商店街のアーケードを道頓堀へ向かって南進。最初の信号を渡ってから左折し,東へ周防町筋を進んで3つ目の信号の十字路が玉屋町。南へ曲がってすぐ左のビルの壁にドアが見える。路面店。長堀橋駅からの方が近い。堺筋周防町の交差点から西へ2つ目。
住所: 大阪市中央区東心斎橋2-4-25 日宝玉屋町ビル1F
電話: 06-6213-0789
営業時間: 19:00~翌5:00
定休日: 日曜日
喫煙: 可
リンク: 地図